令和8年4月 今月のことば
先日、「みんなで考える おたすけフォーラム 人がたすかるとは?」
との研修会がおぢばで開催され、そのスタッフを勤めさせて頂いた。
内容は、
①にをいがけ
②地域貢献活動
③社会福祉活動
④インターネットを使った布教
のコースに分かれている。各コースは、ファシリテーターのもと、
5グループに別れて話し合うが、私は、③コースのうちの一つのグループ司会を担当した。
私を含めて6名のグループ。課題に合わせて、各メンバーが
それぞれポストイット(付せん)に答えを書き、それを模造紙に貼っていく。
私たちはこれを「短冊整理法」と名付けている。話し合いを進めるための
一つの手法だ。時間の最後にはそれぞれのグループで「人がたすかるとは?」
との問いの答えを導きだしていく。
私たちのグループは、保護司、民生員、自立援助ホーム責任者、
里親のメンバーだった。それぞれの立場での意見が活発に交わされた。
公的な立場上、宗教的な活動は出来ないが、対象となる方々の助かりを願い、
少しずつ時間をかけて、問題解決に向かってアプローチしていく。その結果、
たすかりにつながるのではないか、との答えにたどり着いた。
その過程でこんな発言があった。それは、一人の力ではなくたくさんの人の
手助けが必要だと。それを聞いた別の参加者が、子どもがこんなことを
教えてくれたとの発言をした。それは、
「ミツバチは『8の字ダンス(尻振りダンス)』を使って、約100m以上離れた
エサ場(蜜・花粉)の方向と距離を仲間へ伝えるんだ。」すると、多くの
ハチの仲間が集まってくるそうだ。 また、アリは、腹部などから分泌する
『フェロモン』という化学物質(におい)を使い、エサ場と巣を往復する際に残す
『道しるべフェロモン』によって、行列を作るそうだ。」と。
つまり、たすかりを願い行動する事、また、その人の持つ真実の心(におい)は、
ハチやアリのようにたくさんの人を集めて、人をたすけるための大きな手助け
となんだと思ったとの事だった。本当にその通りだと感心した。
③コースのまとめとして、ファシリテーターの白熊繫一先生がこんな話を
してくださった。この先生は里親を長いことされている。
白熊先生は、この様にお話された。
「寒い日であったが、里子たちを連れて公園に遊びに行った。到着すると、
各々に遊具に向かって行った。鉄棒で遊ぶ里子の様子を見に行った。
その鉄棒に先生が触った瞬間、相当冷たく感じた。少し心配になった。
里子に尋ねた。『この鉄棒、冷たくないかな。』子どもが答えた。
『全然冷たくないよ。最初は冷たいけれどだんだん暖かくなっていくんだよ。』
鉄棒の冷たさが伝わって体が冷たくなってしまうのではないかと心配したが、
子どもの暖かさが鉄棒に伝わって鉄棒の方が暖かくなるんです。人の心も同じだと思う。
一生懸命真実を込めて助けたいと思う暖かい心は、少しずつ相手に伝わって行き、
相手の心も段々暖かくなっていくんです。これがおたすけなのかもしれない。」
参加した方々もきっと良い気づきを頂いた事と思う。私も本当に参加出来てよかった
と感謝の心でいっぱいだ。
寒い冬から暖かい春を迎えた今、神様のぬくもりが少しずつ体に伝わってくることに
気づいた。真実の心をもって、一人でも多くの助かりを願いたいと思う。
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